車買取時に契約書と書類について

車の売買時には売る側も買う側も提出する必要のある書類や契約書などが多数存在するので、結構めんどくさい手続きとなります。

ここでは車買取時に必要な契約書と書類について詳しくまとめています。

車買取と契約における注意点

新しい車取得時の交渉相手としないケースの車買取は、売買の約束を取り交わす契約上において、販売側の立場であることが注意点の一つです。販売することは、車を使用しあるいは処分する権利である所有権が車買取側に移ることですから、自動車内の重要な物品の取り忘れに注意する必要があります。

また、査定の際での悪印象に発展する恐れがあり、不要である物を故意に置くなどの行為を避けることが重要です。契約譲渡の手続きに必要な書類の整備はもちろんのこと、車買取査定で有利なため、メンテナンス状況などを記録している整備点検記録簿を用意することが懸命です。

最初の車買取査定額で応諾し、当事者の意思表示の合致でも成立する法理行為の契約を直ぐに締結しない方針がベターです。複数の見積りによる査定金額の大体の把握はもちろんのことですが、手間の面倒を考慮して車買取交渉相手を絞ることも重要視されます。

車買取では、販売者として消費者保護法を順守する義務がある点を留意する必要があり、契約する前に返金請求の有無を確認することを注視します。一方、自動車税の残月分の確認も重要な項目です。納税義務期間はその年の4月1日から翌年3月31日の分の総額であり、年度の途中で売却する場合では、残りの月額分を受け取れることが出来ます。

自動車税の残額分が、契約前に査定額に含まれているかをチェックすることが肝要です。

車買取業者との売買契約書について

車を中古車買取業者に売却するには、買取依頼を申し込んで、出張または持ち込みで査定を受けた後に、価格交渉がまとまると自動車売買契約書をかわします。契約書は、売主と買主の名前、車両の詳細、売買代金の総額と内訳、代金の支払日の期限、自動車税などや諸費用の負担の扱い、特記事項などで構成されています。

さて、この売買契約書がかわされるのは、一回目の査定後の価格交渉が成立した後ですが、一回目の査定は、時間にして数十分程度の簡単なもので、車買取業者の査定士も重大な見落としがないとも言えません。そのために、契約書の中で、後々、査定額の引き下げができるという車買取り業者に有利な文言が入れられているのが一般的です。

これは、車を引き取った後で詳しい査定をして、一回目の査定時にみつけられなかった事故修理歴や走行距離の改ざんなど重大な欠陥がみつかった時には、車買取り業者が一方的に契約書の売買代金を引き下げられるというものです。

一回目の査定時に売主が故意に隠したりいたり申告しなかったりしなければ、この項目は特に問題にはなりませんが、そうでない時には、大幅に売買価格が下げられたり買取のキャンセルをされることもあります。なお、一部の車買取り業者は、この項目を悪用して高い買取価格を提示した後で難くせをつけて価格を下げるというようなこともあるそうです。

この様な業者とは関わりになりたくありませんが、ネットなどの一括査定サービスを使って複数の車買取り業者に査定依頼すると上記のようなトラブルはほとんどないと言われています。

車査定後、契約をキャンセルすることは可能か?

車買取店から車査定をしてもらい、その車査定額に納得し、売買契約を交わしたとします。しかし、その後、何らかの事情が生じてその車を売りたくなくなった場合、キャンセルは可能なのでしょうか。結論から言うと、タイミングによって可能なこともあれば、不可能な場合もあるということです。

可能な場合は、買取店側に実害がないタイミングです。仮に、契約して車もすでに引き渡したとしても、まだ買取店にその売却した車が保管されており、移転登録などもまだ行なわれていない状態であれば、キャンセルは可能なことを多いです。

しかし、買取店が車を引き取ったあと、売却するためにオークションに出品したり、次のユーザーに売却した後になると、その車は他の人の元に渡ってしまうので、実質上キャンセルすることは不可能になります。また、キャンセルができても、手数料が請求される場合がありますので注意が必要です。

車査定を依頼する場合は、契約の前に、どのタイミングまで解約することができるかとか、その際に手数料が発生するのかなど、予め確認しておくとトラブルが少なくてすみます。買取店ほどに事情が違いますから、一律に考えるのではなく、買取店ごとに確認する必要があるでしょう。

車買取で必要となる書類

車買取では契約時に買取店から求められる書類がありますが、基本的には車に備え付けられているものですから、特別準備するものは少ないと言えます。運転には車検証の携行が必要ですし、通常であれば自賠責保険証も車検証を一緒に保管しているはずです。

これとは別に用意する必要があるのは印鑑登録証明書や自動車税の納税証明書となりますが、準備にはそれ程手間が掛かるものではないと言えます。契約には必ず必要になる書類ですから、忘れずに準備しておくことが大切です。

車買取では他人名義の車でも売却は可能ですが、それぞれに必要な書類が異なりますので、買取店の説明を聞いて手配することになります。個人名で他人名義になっている場合には、売却を承諾してもらうために名義人の委任状が必要になります。

車買取を利用する段階でローンが残っている場合は、所有者がローン会社になっているケースがありますので、その場合には所有権解除の手続きが必要です。

所有権留保契約といい、完済するまではローン会社の所有となる制度ですので、所有権解除にはローンの完済が必要です。買取りと同時に中古車を購入すれば業者が対応する場合もありますが、売却だけであれば本人が残債を清算し書類を受け取る必要があります。

車買取の際の名義変更手続き

カーディーラーや中古車買取業者などに車を売るのであれば、多くの場合、車検証上の所有者の名義を、車を売った本人から次の持ち主の名前へと書き換えるための名義変更の手続きは代行してもらえますので、あまり心配する必要はありません。

なお、この手続きには費用がかかりますので、車買取業者によって、有料と無料の両方の場合があることだけ注意していればよいでしょう。しかしながら、オークションで車を売ったり、友人などに直接車を売る場合には、車買取業者が代行してくれるわけではありませんので、名義変更の手続きを自力でする必要がでてきます。

この名義変更手続きは、普通自動車であれば運輸支局、軽自動車であれば軽自動車検査協会で行うもので、方法や必要書類などが若干異なっています。

その際に揃えるべき書類として、普通自動車では車検証、自動車税納税証明書、自賠責保険証、印鑑登録証明書が少なくとも必要になり、これは車買取業者が代行した場合も同じです。そのほかに申請書や譲渡証明書、委任状に住所・氏名などを記入して捺印することとなります。

軽自動車の場合はそこまでの必要はありませんが、普通自動車の場合には、こうした書類には実印を用いる必要があり、そのために印鑑登録証明書も添付することになりますので、特に厳格といえます。

上手に車買取をしてもらう方法

上手に車買取をしてもらう為の方法がありますが、売却する際に意識してみたい事としてタイミングがあります。車はタイミング次第で買取価格が左右される事が多々ありますので、良い価格が付き易いタイミングを狙ってみる事が大切なのです。

例えばボーナス時期ですと車の買い替えをする方が多くなりますので、車買取業者もプラス査定で引き取ってくれる事があると言われています。タイミングをちょっと意識するだけで高く売れる事がある訳ですので、売却時には意識してみると良いでしょう。

より高く車買取をしてもらう為の方法として値上げ交渉を行う事も大切です。値上げ交渉を上手く行けば、数十万円単位で価格がアップする可能性もあります。高く売る為にも必須の作業とも言えますので、売却する際には挑戦してみた方が良いでしょう。

ただし交渉を行う際にはコツがありますが、最も重要なコツとして競合させる事です。他店と競合させる事で競って査定価格を付けてくれるようになりますので、売却する際には複数社に査定を依頼する事が大切です。

競合させる方法ですが、同時に複数社から査定をしてもらうのも良いのではないでしょうか。目の前の業者を意識しながら査定価格を付けてくれますので、最初からマックスの価格を出してもらう事ができます。