自動車保険の保険適用範囲は個人だけなのか

自動車保険を契約する際は運転する個人だけを適用範囲にするのか、それとも家族や夫婦限定までの範囲にするかなど、適用範囲を決めることが出来ます。

ここでは自動車保険の保険適用範囲についてまとめています。

自動車保険で個人賠償責任保険にも加入しよう

生活しているなかで、他人に怪我を負わされたり事故に遭わされたとき、被害を受けた際は加害者となった相手に補償を求めることができます。逆に、自分が他人に怪我を負わせてしまったり事故に遭わせてしまったとき、被害者に対して補償をしなければなりません。自分が賠償をしなければならない。

そんな場合に備えて、個人賠償責任保険にあらかじめ加入しておくと安心です。特に最近では、一昔前なら賠償を求められなかったような小さなトラブル、友だち同士で遊んでいてちょっとぶつかって怪我をさせた、うっかりと隣にいる人の服を汚してしまった、というようなものでも訴えられることが増えてきています。

問題にすぐに対処できるように、個人賠償責任保険には加入しておくようにしましょう。個人賠償責任保険のスムーズな加入の方法は、傷害保険や火災保険などの保険に特約付帯することが一番です、自動車保険にも特約でつけられますので、車を持っている方は自動車保険契約の際に特約でつけることをおすすめします。

車による事故は賠償額も大きくなるので、車を運転される方は自動車保険加入と個人賠償責任保険加入は必須のセットと頭に入れておくことが大切です。平穏に毎日を過ごすために、できる対策はしておきましょう。

個人賠償責任は、自動車保険に付帯させると有利です。

個人賠償責任とは、日常生活で発生する賠償責任の事です。自宅の洗濯機から漏水し、階下の住民に水濡れ被害を与えてしまった。高校生の息子が自転車通学中に、老人とぶつかり骨折させてしまった。
買い物中に、展示してあるガラス製品を落として壊してしまった。

この様な日常生活での偶然な事故で、他人を傷つけたり、他人の物を壊して賠償責任が発生した時に、有効な保険があります。それが個人賠償責任補償です。本人だけでなく同居の家族の賠償責任も補償対象となる保険です。

この保険特約は火災保険や傷害保険にも付ける事が出来ますが、自動車保険に付帯させた方がメリットがあります。自動車保険にだけ示談交渉サービスがあるからです。経験豊富な自動車保険の示談交渉のプロが、個人の賠償事故の際も相手と交渉してくれるので安心できます。

自動車保険に特約として付けた場合でも保険料はそれほど高くなりません。月に100円程度の保険料負担で済みますのでお勧めです。個人賠償責任は、業務に起因する損害賠償は対象外です。仕事上で賠償責任が乗じた場合は使えません。

また、暴行や殴打に起因して相手から損害賠償を訴えられても、喧嘩が原因ならば対象外です。全てのケースで補償対象になるわけではないので注意が必要です。

自動車保険の車両所有者とその他の名義

自動車保険の世界では、契約の際に申告することが必要となる名義がいくつかあります。なかでも混同しやすいものが「車両所有者」、「契約者」、「記名被保険者」の3つです。

「車両所有者」というのは、契約しようとする車の所有権を持っている人のことをいい、原則として車検証の「所有者」の欄に名前が記載されている人のことを指しています。ただし、銀行や信販会社のマイカーローンを使って車を購入した場合が典型的ですが、返済が終わるまでの期間内は所有権が銀行や信販会社に留保されており、実際に車を使う人と異なる場合もあります。

このようなときには、車検証では「使用者」として記載されることもある実際に車を使う人を、自動車保険の契約上での「車両所有者」とみなすことができます。一方、「契約者」は、自動車保険の契約を結んで保険料を支払う人のことで、例えば未成年者の子供が運転するのであれば、車を運転する本人ではなく、保護者が「契約者」となる場合があります。

さらに、「記名被保険者」というのは、契約対象となる車を主に運転する人のことをいい、さきほどの例であれば、未成年者の子供のほうとなります。このように、自動車保険では「車両所有者」をはじめとする名義がすべて異なる場合がありますが、それでも契約することが可能です。

自動車保険を夫婦限定にするメリット

任意の自動車保険は、通勤や買い物で自動車を利用する人には、欠かせなくなっています。自動車保険の保険料を安くしたいという場合は、夫婦限定にすることで保険料を抑えることができます。

お子が小さく、まだ運転ができない場合や、以前は同居をしていたけれど、結婚や就職などがきっかけで別居をするようになると自動車を利用するのは夫婦だけになります。家族全員が運転する場合は、交通事故のリスクが高くなるため、保険会社は保険料を高く設定しています。

自動車保険は、運転するのが夫婦限定にすることで、交通事故のリスクが減少するため、保険料が安くなる仕組みになっています。家の家族構成に変化があった時は、保険会社に依頼して、夫婦限定にしてもらうようにして下さい。本人限定の場合は、一番保険料を抑えることができますが、配偶者の女性が時々自動車を利用する場合は、夫婦限定にしておくと安心です。

数多くの保険会社が紹介されているため、万が一の事故に備えてきちんと補償が受けられるように備えておく必要があります。自動車保険を夫婦限定にしておくことで、家計を節約できます。自動車保険を選ぶ時は、なるべく保険料を抑えたいという方がほとんどなので、お得に契約をすることが大事です。

高齢者の自動車保険の保険料

自動車保険は、年齢や契約年数、その他様々な条件によって保険料が変わってきます。年齢で比較すれば、運転の安定している35歳から60歳は保険料が安く、21歳以下や高齢者は高くなります。保険会社が高齢者と区分するのは、60歳以上となりますが、70歳未満まではそこまで大幅に違いはありません。

しかし、70歳以上になるとぐんと保険料がアップします。高齢者の自動車保険の保険料が高い理由としては、まず第一に、高齢者の自動車事故が多いことが挙げられます。もちろん、安全運転のドライバーもたくさんいますが、統計的に証明されているため、保険会社は重視しているようです。

また、事故によってけがをした場合にも、若い人よりも治療期間が長引くので、保険会社の負担が重くなるということもあります。自動車保険は、保険会社によって保険料に違いがあるので、長年契約していた保険でも、60歳を超え、保険料が高くなり始める時期に一度見直してみるのも良いでしょう。

インターネットでは、複数の保険会社の自動車保険を一括で見積もることが出来るサイトなどもあるので、色々な保険会社の保険料を簡単に知ることができます。自分に合った、信頼できる自動車保険を選びましょう。

自動車保険の契約者と被保険者について

自動車保険の契約にあたっては、申込書に契約者と被保険者を記入します。ここで契約者というのは、自動車保険に限らず保険の契約では保険料を支払う人にあたります。また被保険者というのは、その契約の補償の対象になる人のことです。

自動車保険では該当契約の車両を家族で何人かの人が使うというケースもよくありますから、申込書上では主たる被保険者とされているのが一般的で、運転する可能性のある人の中で誰かひとりを被保険者にするようになっています。

ですから、車を運転していて万が一事故を起こしてしまった場合には、契約申込書に記入し証書に記載されている人以外の人も補償はされますが、ここで大切なのが運転者の年令条件です。自動車保険も、生命保険や医療保険など他の保険と同様にリスクの高い契約では保険料が高くなります。

運転者年令条件は契約のリスクの高低を示すもののひとつで、若い人が運転する契約の方が保険料は高くなります。保険会社により若干の違いはありますが、年令条件は全ての年令の運転者を補償する全年令補償と、21歳以上26歳以上30歳以上の運転者だけをそれぞれ補償するコースからなっているのが一般的です。

30歳以上の運転者を補償するという条件で契約していて30歳に満たない人が運転中に事故を起こしてもその保険は適用になりませんので、その自動車保険が使えるかどうかについては契約証書に記名がされていることよりも年令条件に合致していることがポイントになります。

自動車保険の契約者変更の手続き

いったん契約した自動車保険について、後から契約者変更を行うことは可能です。この場合の「契約者」というのは、自動車保険の契約を保険会社と締結して、保険料を払い込む義務を負う人のことを指しています。多くの保険会社では、本人からカスタマーセンターに電話をしたり、インターネット上で必要事項を入力するなどの簡単な手続きで行うことができるようになっています。

自動車保険の保険料の目安となるノンフリート等級の引継ぎについても、前契約と新契約との間で、記名被保険者と契約車両が同一であれば引き継ぎは可能とされていますので、契約者変更だけであれば等級についても心配する必要はありません。

自動車保険には、契約者のほかにも記名被保険者とよばれる名義があります。こちらは実際に契約車両を主に使用している人のことで、保険証券のなかにその名前が記入されている人のことを指しています。契約者変更とはいっても、こちらの記名被保険者のほうも変更する場合には、少々注意が必要です。

配偶者または同居の親族の範囲で変更する分には、従来のノンフリート等級がそのまま引き継がれますが、別居している子などに変更するといった場合については、ノンフリート等級の引き継ぎがありませんので、保険料が従来よりも高くなってしまうことがあります。