自動車保険を解約する時の注意点とポイントについて

自動車に乗らなくなったり、事故などで廃車になったり、売却する際には自動車保険を解約する必要があります。

ここでは自動車保険を解約する時の注意点とポイントについてまとめています。

自動車保険を途中解約する場合

自動車保険を途中解約する場合、年払いで保険料を支払っていたのであれば、保険会社での手続き後に解約返戻金というお金が手元に戻ってきます。これは払い過ぎた保険料を精算するためのものと考えればよいでしょう。この解約返戻金は、原則として月割りで計算をした残りの金額となります。

ただし、現在では短期率とよばれる割合を用いて計算されることが多く、厳密な意味での月割りとはなっていません。自動車保険の仕組み上、短期だけの契約であれば保険料は比較的高く、逆に長期にわたって安定的に契約できるのであれば保険料が安いというのが一般的なあり方です。

これを途中解約にも応用したのが短期率で、仮に当初から保険期間が数か月の短期契約であったならば保険料はいくらと見積もられるかを、年間契約の保険料と比較した割合として見た数字を指しています。このため、例えば年間契約の自動車保険を半年で途中解約したとすれば、払込済みの保険料の半分が解約返戻金となるのではなく、これを多少下回る金額となります。

なお、廃車などのために現在の契約は途中解約するものの、再び自動車保険に加入する見通しがある場合には、中断証明書とよばれる書類を保険会社に請求しておけば、後日再度加入した際に以前の等級がそのまま引き継がれます。

自動車保険の中途解約での払戻金

車を手放すことになったり、他の保険会社に乗り換えるなど、諸々の理由で自動車保険を中途解約することになった時、気になるのは、保険期間が残っている分の払戻金があるかどうかという事でしょう。

ほとんどの保険会社では、中途解約の際には、短期率をもとに払い戻しが行われます。契約してから7日で解約する場合は、90%の払い戻しがあり、15日までなら85%の払い戻し、1か月までなら75%の払い戻しなどと決められています。中途解約までの期間が短いほど、払い戻しされる金額も大きくなります。

また、別の自動車保険に乗り換える場合は、契約期間中に保有していた等級をそのまま引き継ぐことができます。しかし、いくつかの決まりごとがあり、中途解約した日から7日以内に別の自動車保険に加入するなどの必要があります。8日以上たった場合は、引き継ぐことができないので、注意が必要です。

車を手放し自動車保険を中途解約し、近いうちに車を買い予定はなくても、7等級以上保有していた場合は、中断証明書があれば、10年以内なら次に車を買ったときに引き継ぐことができます。そのため、車を買う予定がなくても、中断証明書を発行してもらうのが賢明です。

自動車保険を解約すると等級はどうなる?

最近では多くの自動車保険が登場しており、これまで契約してきた保険会社から切り替える方が増えています。これまで代理店を通して損害保険会社の自動車保険に加入していた方は、ネット通販型の保険を検討してみてはいかがでしょうか?通販型の保険を利用する場合は、見積もりを試したり申込手続きや更新手続き等を自分で行う必要があります。

その分保険料が大幅に安くなるというメリットがあるのです。もちろん全てがインターネットというわけではなく、電話によるサポートも行っています。分からないことがあれば気軽に問い合わせができるので安心です。ネット型で条件の良い自動車保険を見つけたら、早速切り替えの手続きを進めていきましょう。

保険会社を変更する場合は、今の保険を解約しなければなりません。保険期間を残して解約した場合は、残りの期間に応じて解約返戻金を受け取ることができます。しかし、解約手続きや返戻金の請求等を行わなくても簡単に切り替えられる方法があります。

今の保険が満期を迎えるタイミングで新しい保険の新規契約手続きを行うのです。気になるのは自動車保険の等級ですね。保険会社を切り替えたとしても、それまでの等級が引き継がれる仕組みになっています。

廃車をした時などの自動車保険の解約返戻金

取り扱う損害保険会社により若干の違いはありますが、自動車保険の保険料の支払い方法は月払いまたは年払いから選択できるのが一般的です。月払いを選択すると、毎月指定の口座から自動振替されたり、クレジットカード払いを選択できる保険会社もあります。一方年払いの方は、一年分を現金で支払う方法も選べるのが一般的です。

ここで、自動車保険に契約している車両を廃車にしたり、譲渡をするなどの事情で車を手放すことがあります。このような事情で自動車を所有しなくなった場合は、自動車保険を解約することになります。

自動車保険を解約した時の保険料については、月払いで自動車保険に契約していた場合は解約日の属する月の分までで自動引き落としが停止されますが、年払いで契約している場合は、通常、先に支払ってある一年分の保険料から解約返戻金を算出して契約者に返還されます。

年払いの自動車保険料の解約返戻金は、契約の解約日の属する月の翌月から満期までが何ヶ月あるかを数え、この残りの月数に支払った一年分の保険料を乗じてから12で割って算出します。ちなみに、やむを得ない事情で廃車にしたようなケースでは、契約している保険会社に対して所定の手続きをするとその時点での保険の無事故割引を保険の再開時まで温存することができます。

事情で廃車にしたときは自動車保険の等級温存を

自動車保険には等級という独特の制度があります。この等級は無事故歴と連動している数字で、通常ですと初めて自動車保険に契約する時には6等級が適用になります。そして契約期間の間に保険を使うことがなければ、翌年は等級は7等級に進み保険料は割引率が適用になります。

つまりこの自動車保険の等級はその契約の事故の履歴の有無すなわちリスクの高低を示すものです。無事故で、保険を使うことがなく契約の更新を繰り返していれば等級の数字は大きくなっていき、保険料の割引率も大きくなっていきます。

この等級や割引率は、車両が同じであれば契約する保険会社を変えても継承することが可能です。また、海外に転勤になったなどのやむを得ない事情によって廃車や譲渡の手続きをしたケースでは、その時点での無事故の割引率を再び自動車保険に契約する時まで温存することができます。

この手続きは契約の中断と呼ばれるもので、保険会社により申請の方法は若干異なりますが、廃車や譲渡したことが証明できる書類と現時点の割引等級がわかる書類をセットで提出すると交付されるのが一般的です。

こうして中断証明書をもらっておけば、自動車保険を再開する時には新規の6等級ではなく廃車した時点での等級で契約できますので保険料を抑えることができます。